ショーベタの飼育方法
ショーベタの飼育方法 |
これが毎日いちばん楽しいことですね。 |
■給餌 なかには与えただけドンドン食べる子もいますが、与えすぎは内臓に負担をかけますので、コンテスト出品などで早く大きく成長させたいならば、数回に分けて与えるようにしてください。 なおショーベタは個体によっては飼育している間に色合いが変わることがあります(色変わり)。これは他の魚種の場合は餌の色揚げ効果などで変わることが多いようですが、ショーベタにかんしては餌とは関係がなく偶然起きているように思われます。また性転換(多くはメスからオスに変わる)することも時折見かけますが、原因はまだわかっておりません。 |
■水換え 底にたまったゴミを水と一緒にチューブなどで吸いだしてベタがぎりぎり泳げるぐらいまで水を抜きますが、ベタを移動させて全部換水してもかまいません。水は水道水にカルキ抜きを入れ、温度を調節したものに、軽く洗ったアルダーシードを水4~5リットル当たり、1粒投入します。少し水が琥珀色になってきたら、アルダーシードを取り出し、粗塩(海水塩)を飼育水1リットルあたり1グラムほど添加して、飼育水として使用してください。粗塩は殺菌作用があるのと、魚体のミネラル補給に大切です。もっと(飼育水1リットルに5グラムまで)粗塩を入れてもベタには問題ありませんが、水草を入れていると枯れてしまうことがありますので注意しましょう。 アルダーシードは、タンニンという成分が水質の悪化を防ぎ、抗菌作用もありますので、美しいヒレの保護に役立ちます。 なお、良い水質を維持するためには、成長の早い丈夫な水草を入れて、ライトをきちんとつけてあげる(1日6時間程度)ことも大切です。成長の早い水草は水中の汚れの元となる窒素分をどんどん栄養として取り込んで成長するため、良好な水質を維持しやすくなります。また、水草は観賞的にも美しいですし、ショーベタの寝床にもなります。とくに水草の種類は問いませんが、浮かべたままでもしっかり成長するハイグロフィラ、ルドゥジア、アナカリスなどが適しています。 | ![]() |
■フレアリング 普段は水槽のとなり同士は見えないように厚紙か不透明のプラスティック板で仕切りしておきます。 もし1匹しかいないときは鏡を見せると他人(他魚?)だとおもって同じようにやってくれます。こうやってトレーニングすることによって立派に広がるヒレになっていきます。 注意したいことは、あまり長くまた頻繁にフレアリングさせると、興奮し過ぎて自分のヒレを攻撃して痛めてしまうことがあります。フレアリングは、1日1~2回、1~2分程度にしましょう。 つまりフレアリングは、ご自身が観賞するときだけで十分だといえます。 | ![]() |
あくまで私の経験に基づいたものなので異論もあるかと思います。あとは専門書で調べるか、行きつけのお店の店員さんに相談して自分の楽しみ方を見つけてください。そして自分なりのやり方で出来る範囲で無理をせず、ショーベタをゆっくり楽しんでください。 |