ベタ スプレンデンスは、タイ北部から中央部にかけて分布する、
スプレンデンス・グループに属する小型ベタです。
本種はあらゆる改良品種のベタの元となったワイルドベタを代表する原種です。
このたびバンコク北方のパトゥンタニ県から野生採集個体が入荷しました。
この野生種は、改良品種のイメージとは大きくかけ離れた姿を見せてくれます。
全体的にレンガ色に近い赤褐色のボディーで、ヒレは赤を基調としてブルーがはいる
カラーレーションをしており、とても素朴で小さなベタです。
またとくに、今回入荷した個体群は、参考画像よりも尾ビレがスペード状に伸長する形状をしています。
飼育・繁殖は、ほかのスプレンデンス・グループのベタ同様で比較的容易です。
ワイルドベタのなかでは比較的気の荒い種類ではありますが、
改良品種に比べると温和な性格なので、ペアを同一水槽で飼育できることが多いです。
メス個体
画像はカンチャナブリ産ですべて参考です。実際にお送りする個体とは異なります。
~ベタ スプレンデンスの故郷を訪ねて~
バンコク北方の郊外、パトゥンタニ県にある、ベタ・スプレンデンスの生息地。
採集されたベタ・スプレンデンス。右がオスで左がメス個体。
生息地では本種の小さな泡巣も見つけることができました。
画像はあくまで参考です。販売する個体はこの画像と異なります。