キワメテ!水族館記事

【ショップ】良質のベタを求めて世界へ☆ベタ専門店「フォーチュン」(大阪市天王寺区)

iPhone6sで話題になったベタ

9月に発売されたiPhone6sのパッケージや壁紙にベタが起用されていたのにはビックリしましたよね~。
iPhoneですよ、iPhone!
「あれは一体何?」「魚?」などなど、ついこの間まで話題沸騰でした
まあしかし世界のアップル社がベタを認めただなんて、アクアに携わるものとしてはうれしい限りでした。
これがキッカケで、アクアがもっと盛り上がったらいいんですけどね☆

さてさて、ベタといえばこちらのショップ「ベタショップ フォーチュン」(大阪市天王寺区)さん。
関西はもちろん、いわずとしれた全国でも珍しいベタ専門店です。
そう、オールベタ!

以前からFacebookでも話題になっていたので、これは行かなきゃと思っていたところだったんです。
いやいや、ホントですってば(笑)それより何より、iPhone6sの登場が、取材の後押しをしてくれた気がします。
ベタが世界を席巻する日も、決して遠くはないかもしれませんね☆
では早速GO!

全国唯一のベタ専門店

近鉄上本町駅から南へ歩くこと約10分。
このあたりは昔から有名私立高校が結構あり、最近では高層マンションが立ち並ぶなどしてずいぶんきれいなまちなみになりました。

ベタの看板が目に飛び込んできて、ワクワク♪ 店名の「フォーチュン」の由来は、英語の【運】【幸運】から。〈いいベタにめぐり合えるかどうかは、お客さんの運次第〉ということだそうな。
決してオーナーがAKB48のファンだということではありません(笑)! おお~、ウワサ通りベタばっかりです!
ちっちゃなキューブ型の水槽に各一匹ずつ。
いますいます、フレアリングして元気のいいヤツやら、水槽の底で休憩しているヤツやら(笑)
そして、水温管理のためにふんわり暖かい空気が漂ってます。
24時間エアコンはつけっぱなし。 店内には【フレアリングご自由に!!】のウレシイ文字が。
さあさあフレアリング、フレアリング♪ 素晴らしい~♪

これぞベタの醍醐味!
照明が明るくて、ほとんどの水槽が目の高さにあるのでとってもみやすいです♪
もうフレアリングし放題(笑)
こうやって、どこか愛嬌のある仕草をすることもベタの人気のひとつですよね。
ベタ専用の飼育用品なんかもあったりします。
水草なんかもちょこっと。
オリジナルの水槽も。
これからの季節、ちっちゃいヒーターがあってもいいかもしれません。
かといって、それほど多くはないベタの飼育用品。
こうしてみると、ベタがいかに飼育しやすいかということを物語っています。 これがウワサの「カチョン」。
ベタを移動させる時のツールで、水ごとすくえるのがミソ。
なるほど、これなら魚をあまり驚かせることはないかもしれませんね。 

カップルや女性客に人気

平日の昼間でも結構お客さんがおられます。
カップルも意外と多いとか。
一般的なアクアショップとはな~んとなくお客さんのキャラも違うような。
同じ熱帯魚なのにね~。 簡単にベタが飼育できるコンパクトな丸形の水槽が売れ筋。
最近では女性一人でこられるケースも多いらしいですよ。
女性にしてみればベタは、インテリア雑貨のひとつなのかもしれませんね。 かつては、関西の人気番組に取り上げられたことも。
ベタを探し求めて世界を駆けめぐるマニアとして。
ベタを知らない人にとっては、まさに人間国宝なのかもしれません(笑) タイやシンガポールで組織されるIBAの大会では、今年1位・2位・3位を独占したそうです! これも過去に優勝した時のトロフィー。
ちゃんとベタを模してつくられています。 まだまだ続々とメダルや楯が(笑)
こうなってくるとオリンピック級ですよね! ベタに関連したグッズって色々あるんですね。
愛するベタといつも一緒にいたいという気持ち、わかります。 2週間に1度の土曜日に、約150匹くらいが入荷されてきます。
なので色々なベタをみてみたいと思ったら、翌日の日曜日あたりが狙い目かもしれません。
定休日の火曜日には、通販用のベタを一日がかりで撮影するのだとか。
その数なんと70匹近くも!
今回の取材で5~6匹撮るだけでもヒーヒー言ってるのに(笑)、これはすごいです。
お店がお休みでも、こうした陰の苦労があるんですね~。
ベタ専門店として全国から注目されている分、それに応えるべく体制づくりも簡単ではないことがわかります。 おおお、お値段をみてビックリ!
ひときわ美しい尾が印象的です。
まるでiPhoneの壁紙をみているようです。
実はこのベタだったりして(笑) 一番人気はハーフムーン。
その中でも、ホワイト系やブルー系が人気だそうです。
このほか、クラウンテールやブラックカッパー、プラカット、ファンシー錦鯉(コイベタ)なども注目されています。

オーナー以外のもうひとつの顔

オーナーはこのかた、石津裕基さん(44歳)。
高校生の時にひょんなことがきっかけでベタの魅力を知ってから虜になったのだそう。
サラリーマンになってもその夢が捨てきれず、1998年に独立。
大阪市阿倍野区の実家の一部を店舗としてスタートさせ、7年前に今の場所に移転しました。 ――――国内ではベタが人気ですね。

「いやいや、海外のほうがもっと上ですよ。日本ではそれほどではありませんが、海外ではコンテストがあるのでベタを飼う目的そのものが日本とは違うんです」

――――ああなるほど、単にフレアリングを楽しんでいるレベルではないんですね。

「ショーベタがまさにその象徴です。
アメリカでコンテスト用に開発された品種なんですが、今やアメリカやヨーロッパ、東南アジアでもベタ人気が広がり、世界中でコンテストが開かれています」

――――ショービジネスが好きな、いかにもアメリカらしい発想ですね。

「今ではIBC(国際ベタ連盟)というのが組織されていることもあり、これからまだまだ世界に広がっていくと思います」

国際ベタ連盟の公式審査員として

――――聞いたところによると、石津さんは公式審査員をしておられるのだとか。

「日本では、今のところ私だけだと思います。
IBCに加入するのはそうでもないんですが、公式審査員になるには結構難しい。
こうしてコンテストが世界中で開催されるので、年がら年中世界を飛び回っています」

これがIBC公式審査員証明書。
世界ではこれがモノをいうんです。 海外に行くのは、コンテストのためだけではありません。
ベタの買いつけのための渡航も珍しくありません。
そして、現地のブリーダーさんとの交渉や商談も大事なお仕事。
「ブリーダーさんって結構プライドが高いんですよ(笑)。
そう簡単に売ってはくれません。
私がどういう人間か、どれほどの知識や情熱を持ってるかなど、人間性すべてをみられるんです。
だから、お金さえ出したらベタが買えるとか、そんな簡単な問題ではないんですよね」(石津さん) アクアリウム専門の月刊雑誌にベタに関する記事を執筆することも多いそうです。 
こうした地道な活動も相乗効果となって、石津さんを全国に知らしめた原動力になっていることは確かです。
まさにミスターベタ☆
いやー、取材を通じて知り合いになっておいてよかった~♪
オーナーにご用の節は、アクアリウムWEBマガジン「キワメテ!水族館」編集部を通してください(笑)!
コンテストにこそベタの魅力が凝縮

毎年6月に行われているIBC公認コンステトを開催するのも大きな仕事です。
実質的には石津さんが運営する国内唯一のコンテストで、4年目に入りました。
今年開かれたコンテストでは出品数が200匹を超え、過去最高だったそうです。
「ベタを飼う一番の醍醐味は、実はコンテストに出品するベタを育てることなんです。
手塩にかけて育てていたベタが、世界的に認められることほど名誉なことはありません。
コンテストを何度も経験すると、ベタの魅力の奥深さが実感できると思います」と石津さん。

もちろんそれだけではありません。
単なる出品だけでなく、コンテストで好成績をおさめたユーザーと親しくなれば、さらにクオリティーの高いベタを手に入れることもできます。
そうすることで、ベタ専門店としてのクオリティーも高まります。
「品質の高いベタだけを、お客さんにみてもらいたいんです。
でなければ、専門店としての意味がありません。
そのためには、とにかくいいベタを探す。
この繰り返しですね」(石津さん)

ベタとの出会い&人との出会い

ベタとの出会いから今日まで、本当に運がよかったと語る石津さん。
その中でも、思わぬ人との出会いが人生のターニングポイントになったのだとも。
高校生のころ、ベタにとりつかれたきっかけになったのがアクアショップの店長だったり。
ワイルドベタを探しに行ったタイで、何気に横にいたのがIBCの公式審査員だったり。
飛行機の乗り換えを待っていたドバイの空港では、なんと空港職員がベタショップの経営者だったり。
石津さんの情熱が、世界的な人脈をつくったのはまぎれもない事実です。

――――これからもベタブームは続くでしょうか。

「儲かりそうだからとか、ブームがやってきそうだからとか、そんな発想でこの道を選んだわけではありませんからね。 ただただ自分の好きなベタという魚を、とことん極めたいというシンプルな考えでやってきているだけなんです。 色々なものを扱って流行に流されるのは嫌なので、これからもベタの専門店として続けていくつもりです」

ベタという魚を、全国や世界に知らしめ貢献してきた石津さんの情熱。
こんな石津さんに認められた幸せなベタたち。
もしかしたらベタは、願い事がかなう幸せの魚なのかもしれませんね。
うん、そう信じましょう!

オマケ☆アナタの知らないベタの世界クイズ♪

すでにベタを飼っているみなさん、あるいはこれからベタを飼ってみようと思案中のみなさん。
みなさんはベタのことをどこまでご存じですか?
知っているようで知らないベタの世界。
全問正解ならあなたはもうベタ博士!
IBCの公式審査員も夢ではないかもしれませんよ(笑)
ぜひチャレンジしてみてください☆
作・石津裕基(ベタショップ フォーチュンオーナー) ★問1.タイの小川や池にはヒレの長いカラフルなベタが泳いでいる

【答 × 】ショーベタなど一般にみられるベタは、金魚やグッピーなどと同じく、人間の手によって品種改良された魚です。 タイの原野には、そのルーツとなった野生のワイルドベタが生息しています。

★問2.ベタは肉食である

【答 ○ 】本来ベタは、ボーフラやミジンコ、小さな落下昆虫などを主食とする昆虫食であることが知られています。

★問3.ベタはオス同士は喧嘩するので一緒に飼えないが、オスとメスなら一緒に飼育できる

【答 × 】ベタはオス同士はもちろん、オスとメスでも喧嘩します。
通常はオスがメスを攻撃しますので、繁殖の時以外には一緒に飼育できません。

★問4.ベタは成長するにつれて、色が変わることがある

【答 ○ 】特に、多色系のベタは成長するにつれて色柄が変わることが多いです。

★問5.ベタコンテストでは、自分で繁殖させたベタのみを出品できる

【答 × 】ベタコンテストでは、ショップで購入したり知人から譲り受けたベタでも、自分の飼育しているベタであれば区別なく出品できます。

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