ベタ・ルティランスはボルネオ島西南部、インドネシアの西カリマンタン州、
カプアス水系に分布する、コッキーナグループの小型種です。
現地では、うっそうとした熱帯雨林のなかにある湿地に生息しています。
本種は真っ赤な体色が特徴で、
発色したときはコッキーナ・グループ随一のあざやかな赤色を誇ります。
また体側にスポットが入らないのも本種の特徴でしょう。
人気種ですが最近入荷が少なく、今回も待望の登場となりました。
水質は弱酸性の軟水を好み、飼育にはアルダーシードでコハク色に染まった水が適しています。
オスは繁殖時にとても小さな泡巣を作り、メスは少ないながら比較的大きなの卵を生みます。
稚魚は意外と大きく、最初からふ化したてのブラインシュリンプを食べてくれます。
小さくデリケートなベタですが、状態良く飼育した時に見せてくれる色彩は素晴らしいです。
ベタ・ルティランスのオス個体。
メス個体。
画像はタヤン産であくまで参考です。お送りする個体は、画像の個体と異なります。