ベタ スマラグディナはスプレンデンス・グループに属するワイルドベタで、
現地の人がイサーンと呼ぶタイ東北部に広がる平野部に分布する種類です。
野生のスプレンデンス種と同様に湿地帯や休耕田などで見られます。
この地方は季節によってかなり寒くなることがあり、
本種は比較的低温にも耐えられるベタとして知られています。
スマラグディナは欧米では”エメラルドベタ”と呼ばれ、
発色するとエメラルドグリーンのスポットが体全体に散りばめられる、素晴らしい体色をしています。
ほかのスプレンデンスグループの種類に比べると多少臆病な性格をしておりますが、
環境に慣れると画像にあるような見事な色彩を見せてくれるでしょう。
ルーイ県より、現地採集個体が入荷しました。
ルーイ県はタイ東北部でも中北部に隣接する、タイで最も涼しい県と言われており、
桜が見られることでも有名です。
また本種はワイルドベタの中でも最も飼育が容易な種類で、水質にもあまりうるさくなく、
繁殖の際にもほかの泡巣タイプのベタよりも稚魚が大きいので育てやすいです。
30cm程度の水槽にペアで飼育できます。
弱酸性の水を用意して水草やココナツシェルを入れておくと魚が落ち着き、よいでしょう。
画像はウドンタニ―産であくまで参考です。販売する個体はこの画像と異なります。