ベタ・インべリスは、マレー半島中部から南とスマトラ北部に分布する、スプレンデンス・グループの小型種です。
本種は、あらゆる改良品種のもととなったスプレンデンス種に最も近い種類ですが、
このインべリスのほうが、色彩的にははるかに美しいベタです。
エラブタはターコイズブルーに輝き、体表には無数のメタリックブルースポットがはいり、
さらに尾ビレの外側が赤く縁取られる、とても魅力的な色合いです。
飼育は比較的容易で、水質には特にうるさくありませんが、弱酸性の軟水がベストです。
オス同士は闘争しますが、改良品種のベタよりは温和なので、30cm水槽でのペア飼育が適しています。
水中にはココナツシェルや水草などを配して、落ち着いた環境を用意してやると、
素晴らしい発色を見せてくれます。
また水面に浮き草を浮かべておくと、オスが泡巣を作り、産卵する光景も見れるかもしれません。
繁殖方法は改良品種のベタに準じます。
現地では、湿地や休耕田、またはブラックウォーターの水域にも生息しており、
また本種は分布域が広いため、産地によってブルーの色彩や赤い縁取りに地域変異が見られます。
今回入荷したタイプは、タイ南部、新興リゾート地として有名なクラビ県のリゾート地、
アオナン海岸近くにある湿地帯で採集されました。
約20年前、バンコク在住の熱帯魚輸出業者、久保田勝馬氏がこのクラビのインベリスの色彩に感銘し、
クラビ・スカイブルーと命名してリリースしました。
そこで当店も久保田氏に倣って、クラビスカイブルーという名称で販売いたします。
ベタ・インベリスのオス個体。
ベタ・インベリスのメス個体。
個体画像は対岸のプーケット産であくまで参考です。販売する個体はこの画像と異なります。
■ みなさまのレビュー【お客様の声】
おすすめ度 | いのさん様 | 2024-12-02 |
梱包もしっかりとされていて、素敵なベタを有難うございます。まだ、尾鰭が小さく、これからの個体ですが、時折、腹鰭を広げる時にその輝きが見え、これからが楽しみです。 ベタ飼育は初心者なので、これからもいろいろと教えて下さい。 |
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お店からのコメント
2024-12-02
ありがとうございます。
環境に慣れてくると綺麗な姿を見せてくれるようになると思います。 もちろん、飼育などでご不明の点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせくださいね。 |
おすすめ度 | N様 | 2024-11-30 |
久しぶりのクラビ産で楽しみです。 | ||
お店からのコメント
2024-12-01
ありがとうございます。
ほんとうに久しぶりですね。 |
クラビ県アオナン海岸近くにある、ベタ・インベリスの生息地。
採集されたベタ・インベリス(クラビ・スカイブルー)のオス個体。