ベタ フォーシーは、インドネシアの中央カリマンタン州東部に分布する、
フォーシー・グループに属する中型ベタです。
名前の由来は、発見者であるウォルター・フォーシ博士にちなんでいます。
とても魅力的なワイルドベタで、全体的に青黒い体色をしており、発色が良いと
エラブタには鮮紅色のラインが2本はいり、体表からはメタリックなグリーンが浮かびあがって、
各ヒレは金属色のパウダーブルーがまるで蝶の鱗粉をまぶしたように入ります。
本種は最近、フォーシー、マンドール、ストローイの3種に分類されました。
西から、カプアス水系のマンドール、西カリマンタン東部と中央カリマンタン西部のストローイ、
そして中央カリマンタン東部のフォーシーというように分布しています。
フォーシーは、他の2種の尾ビレがスペード状になるのに比べ、先端が余りとがらない、
ラウンドテールなのが特徴です。
しかも他の2種に比べ、全体的にサイズが小型のように思います。
現地では、ブラックウォーターが湧出するジャングルのなかの細流に生息しており、
飼育下においても、アルダーシードを用いた弱酸性のブラックウォーターが適しています。
他のワイルドベタに比べ、やや繁殖は難しいですが、こなれた水で状態良く飼育していると
やがて繁殖行動を見せてくれるようになるでしょう。
このたび入荷したタンキリン産は、ボディーのメタリックグリーンが他産地よりも濃いのが有名で、
人気が高い個体群ですが、比較的辺境な場所での採集のため、入荷する機会が少ないです。
これは、メスの個体です。
メスでもこのような発色を見せてくれることがあります。
ベタ フォーシーの生息地 in タンキリン


画像はあくまで参考です。販売する個体はこの画像と異なることがあります。